家族に介護が必要になった時どうすればいい?具体的対策ととるべき行動!

家族に介護が必要になったらどうすればいいんだろう?
いままで、元気に過ごしていたのにどこか様子が!
こんな悩みをお持ちではありませんか?
実は私の母親も、半年ほど前にこけてしまい腰を折ってしまいました。
粉砕骨折でそんなにひどくはありませんでしたが、
これを機に介護機関に頼る決断をしました。
いままでは、全く介護を利用したことがなかったのですが、
わたしが介護福祉士なので、スムーズに事は運びました。
これから、どうすればいいんだろうと悩まれている方に対策を送ります!
目次
どこに相談する
親の介護が必要になったらどこに相談すればいいのだろう?
そう思っている人もいると思いますが、焦る必要はありません。
公共機関、(市役所または町役場など)に連絡をして
地域包括支援センターというところを紹介してもらいましょう!
そこで、担当ケアマネジャーさんを決めてくれます。
そして、介護認定といってそのひとの介護度が決まります。
それで、ケアマネージャーさんが
いろいろとその人にあわせた介護サービス、事業所を選んでくれます。
なので、家族の方が介護が必要になったとしても落ち着いてすすめていきましょう!
どんなサービス
介護保険で受けられるサービスは何種類かあります。
その人の用途、または希望に合わせて受けていけばよいと思います。
主なサービスは以下の通りです。
訪問介護 :自宅を直接訪問し食事、入浴、排泄など直接身体に触れて行う 身体介護と
掃除、洗濯、調理、買い物などおもに家事をサポートする生活援助があります。
介護度によって、ヘルパーさんの入ってくれる日数、時間が変わってきます。
やはり、住みなれた家で介護を受けられて、ストレスなく過ごせるのではないでしょうか。
通所サービス:いわゆるデイサービスで、施設などに足を運んで受けられるサービスのことです。
サービス内容としましては、看護師さんが常駐していますので、簡単な身体チェックを
してくれて、入浴、食事、排泄介助のほか趣味やレクレーションなどの活動を他の
利用者さんと一緒に楽しめて、認知症の予防にもつながります。
短期入所:要介護認定を受けた利用者さんが、ある一定の日数だけ入所をして(ショートステイ)
食事、入浴、排泄などのサービスを受けます。
同居されている家族さんが、旅行や冠婚葬祭などでどうしても家を開けなければならない際
または、心身の疲れによってリフレッシュされたいときに利用されています。
福祉用具: 福祉用具とは、要介護認定を受けた人が、できる限り自立した生活を送れるように
介護する人の負担を軽減できるように、用具をレンタルしてくれる制度です。
レンタルしてくれる種目は全部で13種類もあります。
介護保険でレンタルが利用できる福祉用具は、現在以下の13種類となっています。
(1)車いす
介護者が押す介助用や、自分でこぐ自走用、シートの幅や奥行きサイズなど、さまざまな種類がある
(2)車いす付属品
車いすに取り付けられるテーブルやヘッドレストなど
(3)特殊寝台(電動介護用ベッド)
背上げ・足上げ・全体昇降の3つの機能がついたものが主流
(4)特殊寝台付属品(電動介護用ベッド付属品)
マットレスや柵、ベッドテーブル、立ち上がるときにつかまる介助バーなど
(5)床ずれ防止用具
空気の力で定期的に体位変換するエアマット
(6)体位変換器
仰向けから横向きになってもらうときなどに差し込むパッド
(7)手すり
置いて使用するタイプの手すりで、住宅工事などの必要ないもの
(8)スロープ
段差に設置して車椅子で通れるようにする、持ち運び可能なスロープ
(9)歩行器
歩行を安定させる器具。電動アシスト機能付きや買い物かごが乗せられるもの、休憩できる座面付きなどさまざまな種類がある
(10)歩行補助つえ
シンプルな一本杖、底面が4脚になった多脚杖などから、体の状態に合ったものを選ぶ
(11)認知症老人徘徊感知機器
設置したマットを踏んだり、ドアの開閉があったときなどに介助者に知らせる感知器
(12)移動用リフト(つり具の部分を除く)
つり具(シート)に人を乗せて移動させ、介護者の負担軽減につなげる。シート部分は購入する必要がある。住宅工事の必要ないものに限る
(13)自動排泄処理装置
専用レシーバーを体に当てて排尿・排便するとセンサーで感知して吸引する装置。本体はレンタル対象だがレシーバーとタンクは購入する必要がある
リフトの人が乗るシート部分や、排泄処理装置のレシーバー・タンクは、繰り返しの使用に向いていないためレンタル対象外です。そのほかにも、ポータブルトイレや入浴で使う介護用品などがレンタルではなく購入対象となっており、1~3割の自己負担で購入可能(1年に10万円まで)です。
引用元:保険でレンタルできる介護用品は13種類。賢い選び方は|介護がもっとたのしくなるサイト【かいごGarden note】 (kaigo-garden.jp)
介護の費用はどうなる
介護費用は、基本的にいくらかかるかではなく”いくらかけるか”
ということになります。
つまり、費用をかけようと思えば、いくらでもかけられるということです。
とはいえ、誰でも費やせる費用には限界があるものです。
ないそでは振れません。
なので、予算内でやっていくしかないということです。
ここで重要なことは、
介護費用は介護を受ける人(親、旦那、嫁さんなど)本人の負担にするということです。
子供が介護費用を負担してしまうと、兄弟間でのもめごとになってしまったり
自身の生活に支障をきたしてしまうため、本人に負担してもらいましょう!
もし予算が足りない場合、生活支援を受ける制度もありますので
なにも自分で背負い込む必要がないので、安心してください!
介護にかかる平均費用とは?
介護が自分事となると、やはり気になってくるのは費用です。
介護にかかる平均費用とはいくらくらいなのでしょうか?ここでは介護にかかる平均費用について解説していきます。
一般的な平均月額
介護サービス料など、1か月でかかる平均月額はいくらくらいなのでしょうか。
公益財団法人生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する全国実態調査」によると、1ヶ月でかかる平均月額は約7.8万円となっています。介護サービスによって、その費用に差額が出てきます。
一時費用の総額
ベッドや車いすを購入するなど、一時的にかかる費用の平均額はいくらくらいなのでしょうか。
同じく公益財団法人生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する全国実態調査」によると、一時的にかかる費用の平均額は約69万円です。介護状態の方の度合によっても変わってきますが、最も費用がかかると言われているのは要介護度3の「全面的に介助が必要とされる状態」です。
ベッドや車いすは機能性が高いものを選ぶ必要があるのも一因になっています。月額にかかる費用と一時費用を合わせると、年間で約160万円の介護費用になるという計算です。
まとめ
家族が介護が必要になる前に、ある程度シュミレーションしておけば安心できます。
どこのどんな人に相談をして、どんなサービスを受ける
そこまで考えておくだけでも、全然違います。
介護の費用のほうも、できる範囲以内で
ご本人負担で、受けてもらえればよいです。
決して焦らずに、じっくりと備えていきましょう!
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