糖尿病は治るのか?自分で取り組む糖尿病治療とは

糖尿病は治るのか?自分で取り組む糖尿病治療とは

糖尿病というのは、血液の中にブドウ糖(血糖)が増えることで血管が傷付き、全身に重大な病気を引き起こす引き金になる病気です。
膵臓から出るインスリンというホルモンが十分に働いていないことが原因ですが、果たしてこの病気は治るのでしょうか。



目次

糖尿病は治るのか?

結論からすると、糖尿病は治る治らないという病気ではなく、一生コントロールし続けていく必要のある病気です。
まったく何の問題もない健康体に戻ることを完治とすれば、残念ながら糖尿病が治ることはありません。
ただ、それは普通の生活ができないという意味ではなく、常に正しくコントロールし続ける必要があるという意味になります。
健康体であれば血液中を流れるブドウ糖の量が危険なほど増えてしまうことはありませんが、その機能が働かない分、外からコントロールし、血糖を一定範囲に収める必要があります。
それさえできれば、主治医に定期的に診察してもらい、食事や運動に気を付けながら普通に生活することが可能でしょう。
血糖値の高い状態が何年も放置されると血管が傷付き、心臓病などの恐ろしい病気が発症する危険がありますが、病気を理解したうえで自分自身がしっかり向き合い、コントロール下に置くことが大切です。

どのようにコントロールするのか?

実は糖尿病と診断されても、度合いによっては投薬なしに良好な状態を保って生活している人はたくさんいます。
もちろん治ることはないため、食事療法や運動療法を正しく継続し、定期的に医師の診察を受ける必要はあります。
特に糖尿病には「糖尿病予備軍」と呼ばれるグレーゾーンがあり、医師にそうした診断を受けた場合には、それ以上悪い状況にならないよう、即刻手を打つことが肝心です。
原因は、インスリンが十分に働かず血液の中の糖分がきちんと処理されていないことですので、その働きをサポートする生活に切り替える必要があります。
人は食事をすると栄養素の一部が糖になり腸から吸収されますが、インスリンは糖がすみやかに細胞に取り込まれるよう働くホルモンです。
糖尿病ではインスリンが十分に働かないことから血糖がうまく細胞に取り込めなくなり、血中に糖があふれてしまう状況になります。
その場合、食事から摂取するエネルギーを適正に守り、栄養バランスの取れた食事内容に切り替えたうえで、1日3食にわけて規則正しく食べることが重要です。
1食あたりの資質や糖質を計算し、間食やアルコール、塩分などを控えることで、血糖値を適正に抑えることはできます。
加えて運動をするとエネルギーを消費するため、理想的な血糖値を維持するのに役立ちます。
質の良い食事、適度な運動、この2つを実践し、一生継続することがコントロールする手段です。



食べるものと食べ方にも工夫を

 

食事のエネルギー量をきちんとコントロールすることも大切ですが、血糖値が急激に上がらないような食べ物を摂取することが大切です。
とても簡単に言えば、「甘いもの」は急激に血糖値を上げるため抑制が必要になります。
甘いお菓子、甘いパン、白米、麺類、果物などは多くの糖を含み、急激に血糖値を上げる食物のため制限が必要です。
逆に緩やかな血糖値の上がり方をする食物は、雑穀米や十割そば、カボチャやイモ類、大豆以外の豆類です。
また、糖の吸収を緩やかにする食物繊維やビタミン、ミネラルもたくさん摂取すると効果的ですので、野菜や海藻、キノコなどをよく食べましょう。
食べ方にもコツがあり、まず野菜や食物繊維などを食べてから肉や魚を食べ、最後にご飯や麺、パンなどを食べるだけでも血糖値を抑えられます。

血糖値を抑えるスーパーフードなども

近年では血糖値の上昇を抑えると言われるスーパーフードなどもあります。
たとえば、菊芋は食べるインスリンなどとも呼ばれる食物ですが、アメリカ原産の多年生の植物です。
芋といってもデンプン質がほとんど含まれず、食べても血糖値はほとんど上がりません。
イヌリンという食物繊維が含まれており、糖の吸収を抑制してくれることから、炭水化物を食べる前に食べると良いと言われています。

まとめ

糖尿病が治るかといえば、残念ながら治る病気ではありません。
ただ、血糖値をコントロールすることで普段の生活は送れますし、予備軍であるうちに意識的に食事や運動に気を付ければ、投薬もなしに自分でコントロールし続けることも可能な場合があります。
定期的に医師の診察を受けながら、きちんと自分の生活を向き合いましょう。