糖尿病の人はコロナがヤバい?感染症へのリスクと対策
- 2020.09.23
- 糖尿病
- 糖尿病感染症のリスク
あなたは以前、お医者さんに糖尿病といわれたことはありませんか?
「もしそうなら、糖尿病と今流行っているコロナとの関係、
例えば、糖尿病の人はコロナにかかりやすいのか?
などきになりますよね」
「ここで今回は、あなたが気になっている疑問にお答えするために、
糖尿病と新型コロナウイルス感染症の関係性について説明します。
目次
感染症にかかりやすい?
糖尿病で高血糖が続くと、白血球の機能が低下し
細菌 ウィルス 真菌 などに対する抵抗力が弱くなり
感染症全般(呼吸器感染症、皮膚の感染症、尿路感染症、など)
にかかりやすいと言われています。
また、糖尿病にかかっている人は
白血球が、入ってきた細菌やウィルスと十分に戦えなくなり
怪我が治りにくいですし、
高血糖状態が続くと、免疫力が低下することがわかっています。
高血糖状態が続くと免疫力が低下し、さまざまな感染症に罹りやすくなります。特に血糖コントロールの悪い患者では重症化しやすく、命にかかわることも稀ではありません。高血糖自体が細菌の増殖に好適な環境であることに加え、炎症反応に預かる白血球(好中球やリンパ球)の機能を低下させることが報告されています。
よって、感染症(新型コロナウイルス感染症を含む)にかかりやすいと言えます。
糖尿病を改善して、感染症のリスクを回避したいものです。
悪化しやすいのか?
糖尿病のある人が、新型コロナウイルスに感染してしまうと
重症化して病状が悪化することがわかってきました。
ここでもやはり、人の体内では
マクロファージと呼ばれる、「免疫細胞」が
24時間365日、体内を循環し外部からの侵入者(細菌やウイルス)
と戦ってくれているのですが、血糖値が乱高下することで
機能も低下するので、重症化してしまうのです。
糖尿病とひとまとめにしても、
きっちり治療を受けて、血糖値が良好な人と
血糖管理が不十分で、高血糖状態を放りっぱなしに
している人では、やはり差があるようで
当然、高血糖状態にある人は悪化し
肺炎のリスクがかなり上がってしまいます。
こうなってしまうと、かなり危険なので
感染予防に極力気を付けることをお勧めします。
注意すべきこと
重症化しやすい人は、高齢者と
糖尿病、心臓疾患、呼吸器系に疾患がある人
透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている人
特に、糖尿病で合併症のある人は気を付けなければいけません。
しかしながら、糖尿病があるとしても
ふだんから良好な血糖コントロールをしていれば
健常な方と何ら変わりがないので、
常に、正常値を保つのが大事です。
感染してしまったら
新型コロナウイルス感染症を含め
他のウィルスに感染してしまうと、炎症を起こし
熱も出てしまうので、血糖値も当然上がってしまいます。
血糖値が上がってしまうと、感染症をも抑えられなくなり
悪循環になってしまいます。
血糖値上昇を、十分に下げる治療が必要になります。
しかし、糖尿病の人が感染症にかかてしまうと
ふだんは、血糖値のコントロールができていても
血糖値が乱れやすくなり、急性合併症(シックデイ)が
起こりやすくなるので、十分に水分を摂取し
毎日の検温も、大切になってきます
糖尿病で、薬またはインスリンを使用している人は
低血糖のリスクもあるので、
担当医とよく相談して、ベストな治療をしてもらうことが大切です。
その前にそうならないよう普段から
気を付けたいものです。
まとめ
新型コロナウイルス感染症の関係性について
糖尿病と言っても、食事療法または運動療法で
血糖値を管理すれば、健常の人と
なにも変わりがないので
普段から十分気を付けて
糖尿病を改善することが大切です。
しかし、感染してしまうと
重症化する可能性が高いでしょう。
新型コロナウイルスに感染しないためにも、
コロナ禍のなか、半年もの間
テレビなどのメディアで、執拗に言われている
手洗い、消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを保つ
三つの密を避ける、をきちんと実践する。
このことを守り、新型コロナウイルス感染症
に”絶対 感染しない”という強い心構えを持つことが
大切ではないでしょうか!
-
前の記事
糖尿病でも、食べてもよい血糖値が上がりにくい五つの食材 2020.09.11
-
次の記事
簡単!血糖値を安定させるために、私がしている4つの習慣 2020.10.16