認知症の人の対処法を介護福祉士のわたしが解説!

認知症の人の対処法を介護福祉士のわたしが解説!

あなたのまわりに”認知症” のひとはいませんか?

家族(親、兄弟、嫁さん、旦那さん)または、友人など

認知症になってしまったら、現在の医療では

治すことはできないです。

いつか我が身かわからないのです。

なので、できるだけ進行しないように

周りの人が気をつけたいものです。

今回は、介護福祉士のわたしが、

認知症の人との接し方を、日々の仕事で

得たことを解説します!



目次

認知症の人を怒らない

介護の現場でも、よく利用者さんを

認知症がひどくて、頭ごなしに怒っている

光景をよく見かけますが、絶対にしてはいけません!

認知症になってしまうと、新しい情報が脳に残らないために

“なにか怒られた”という感情しか残りません。

ですから、認知症のひとに怒ったり注意を促したり

したところで、逆効果なのです。

職員などには日々注意をしています。

家庭などでも、決して怒ったりせずに

話をよく聞いたりしながら、

ゆっくり過ごさせてあげてください!

人生の先輩に敬意を払おう

介護の現場で、よく小さな子供に言うように

ものすごく上からものを言う人がいますが

これも”大きな間違いです”

現在は、認知症でわからなくなったとしても

人生の先輩なのですから、敬わなくてはいけません

“うえから”は絶対ダメです。

介護は、上から「やってあげる」ではなく

下から「やらせてもらう」でもなく

難しい部分もあります。

排泄物など、汚したりしても、上からはだめです。

自宅で見るのは大変だと思います。

そういう時は、専門の機関に相談しましょう!



それ虐待です

わたしは、老人ホームで施設長をしていますが

利用者さんの要望などにも、職員は

「今忙しいからちょっと待って」

これよく言ってますよね。

ひょっとしたらわたしも言って

しまっている時があるかもしれません。

これも虐待に当たるようです、日々反省ですね。

認知症のある人がよく「家に帰るからここから出ていく」

毎日のように、この言葉を聞きます。

ひとは長年過ごした家に帰りたくなるようです。

「○○さんは今日はここで泊まるのですよ」

これもだめみたいです。

ひとを相手にしているので、むずかしいのですが、

言葉の暴力、虐待があるのでじゅうぶん注意しましょう!

まず共感する

認知症の人は、とてつもないことを

言ってきたりしますが、

頭ごなしにすぐ否定するのではなく

まず”共感” しましょう!

例えば、認知症の人が言ったことに対して

「そうですか、そういう考え方もありますね!」

「でもこうすればどうでしょうか?」

という風に言ってみれば、

すこしは反応が変わるかもしれません。

自宅で家族の人に対して、

そうは言ってられないかもしれませんが、

くれぐれも頭ごなしに言うのではなくて

“共感” してくださいね!

まだご飯食べてない?

認知症の方が、「私まだご飯食べてないんだけど」

とよく言ったりします。

こんな時も、「もう食べました!」

と怒り口調でいうのではなくて、

「○○さん今、お腹はすいていますか?」

と聞いてあげると、「そう言えば何かたべた気もする」

と言ってくれたりします。

ほんの少し前に起こった出来事が、頭に残らないのです

そんな認知症状のある人の事を、じゅうぶんわかったうえで

対応して行きましょう!

まとめ

認知症上のあるかたを自宅でみるのは、

とても大変だとは思いますが、

けっして頭ごなしに怒ったり

うえから小さい子供を扱うように言ったり

虐待と取れる行動は絶対にしないでください。

人生の先輩で、あの方たちがあって

今の我々があるのです!

敬意を払うのは当たり前の話です。

ちゃんと話を聞いてあげて、共感をしてください!

そうすれば、ゆっくりと穏やかに過ごせると思います。

たいへんだと思いますが、

介護疲れの無いようにぜひ頑張ってください!